漆黒の斬撃

東京砂漠に生きる役者が、主に物語を書き綴るブログです。つたない文章ですが、お付き合い頂けたら幸いです。

  スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--/--/--/-- --:--:--   スポンサー広告/CM(-)/TB(-)/



  【陽炎の海・第一輪】『足音』
抜けるような青空が見え、眼下には深い森。
緑が騒ぎ、大気に震える森が高らかに詩っているようだった。

『我が掌に集まりし原素よ、その力、我に示めさん…』

少年の掌には火の粉が集まり、やがて大きな煌きとなって
周りの木々を燃やさんばかりに紅く燃え始めた。

『散!』

一瞬にして消えた炎はまた火の粉となり、あたかも
少年の周りで戯れるが如く纏わり、そして宙へ消えた。

「あ?あ…ほんとにこんな事しかしてなくていいのかよ…」

手を払い、先ほどまでの感覚を弄びながら、基礎を
続けさせる兄と父に対して、疑念を抱いていた。

「痛っ!ん??」

背後から小石のようなものが飛んできて当たり
森の木陰から、一陣の風と共に小柄な少女が現れた。

「へへ?☆あったりぃ♪油断してるからそういう事になるのよ」
「んだよ蒼華か…。戦闘中でもねぇのに気が付くわけ…」
「『戦士は常に冷静であれ』じゃないの?」
「っぐ…」
「私の勝ち?♪」
「余計なお世話だっつの!」
「痛った?い、朱漣が殴ったぁ?↓↓↓」
「大して痛くもないくせに。で、お前は何しに来たんだよ?」
「一人で修行してて、寂しくないかなぁって思ってさ♪」
「おおかた兄貴に頼まれたんだろ?お前、兄貴にベタ惚れだしな」
「はぁ!?ちょ!な、何言ってるの!?なんで私が橙地さんを…」
「いいよいいよ、いまさら隠さなくても」
「だからぁ…」

バサバサバサ…

「あれ?兄貴の式鴉だ」
「シュレン…ソウカ…ニゲロ…」
「?」
「?」

シュウ…

「兄貴の式鴉が…」
「消えた…」
「!!」
「朱漣?ちょ、ちょっと!」
「今の伝言!それに式鴉が消えるなんて…何か…何かあったんだ!!」

空が騒ぎ始めていた。少年の心と同調するよう。
スポンサーサイト
2005/04/26/Tue 19:50:46   陽炎の海/CM:1/TB:0/



  【陽炎の海】プロローグ
『絶対に…絶対に超えてやる!!!!』

少年は咆哮した。誰も居ない空へ、誰もが見ている空へ。
そして、自分自身へ。幸福の終わりであり絶望の始まりである
咆哮は、悠久とも思える時間、虚空を彷徨った――――――。
2005/04/22/Fri 00:39:23   陽炎の海/CM:0/TB:0/



  目次
☆現在執筆中のタイトル☆
   
陽炎の海 …(ちょっとした冒険ファンタジー?)
混沌、そして終焉なる産声 …(死を抱く少年と少女の淡い恋)
HOPE …(妄想てんこ盛りの青春爆走w)
十六夜?月下天真? …(常世と現世の狭間で)
血だまりの華 …(異聞・戦国伝)
光速道路 …(もしも、あのとき…) 

☆完結済みのタイトル☆

今宵、桜の木の下で …(忘れ得ぬ愛)



2005/04/20/Wed 05:14:15   未分類/CM(-)/TB(-)/



MAIN
copyright © 2006 漆黒の斬撃. All Rights Reserved.
Template Title : 月の雫 -蒼月-  Ver1.1
by TAE-3rd☆テンプレート工房
  
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。